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新型コロナウィルスに関する考察

1月末か2月頃でしたね、「新型コロナウィルス」という言葉がざわざわし始めたのは。

もちろん私も、「新型コロナウィルス」という言葉は聞いたことがありましたが「21世紀だし、日本の医療を考えたら。パンデミックみたいなことにはならないだろう」と当初は考えていました。

北原卓也のブログ(新型コロナウィルスに関する考察)

恐らく日本に大きく影響を与えたのは「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗船客の大半が感染者になった辺りから「ん?これはやばいんじゃないか?」と思い始めた人が増えてきたのではないでしょうか。

日に日に、乗船者数の中から感染者数が発表される

「ダイヤモンド・プリンセス号で新たに〇〇人の感染者」

という報道が我々の未知のウイルスへの恐怖のスタートじゃないでしょうか。

私は、個人的にはこの時点でも「会社を休業しなければならなくなるかもしれないほど」とは思っていませんでした。

先に書いておきますが、私はテレビをほとんど見ません。見るというか、テレビがついてるから見聞きする程度です。ついてるのは朝のめざましテレビと昼の坂上忍さんの番組(番組名は知りません)

テレビを普段から見ない人にとっては、1日に2つの番組をチラ見しているだけなのに、同じテーマやキーワードが繰り返し伝えられるときには「これは大ごとだ」と気づけるんです。
例えば、芸能界やスポーツ界の話題ならば知らなくても良いことですし気にも留めない時もありますが、今回は「新型コロナウィルス」「ダイヤモンド・プリンセス号」が連日どちらの番組でもやっていました。徐々に、「このウイルスはもしかしたら国内でも脅威になるのかもしれない」という気持ちになってきましたね。

これは「あるある」ですが。私が住んでいる横浜市は、停泊していた地でもあるので、ダイヤモンド・プリンセス号の一連のコロナウイルス騒動が終わるころには、「どこどこの病院にダイヤモンド・プリンセス号の感染者が運ばれてるらしいよ」という噂も聞きました。「だからこの辺にももうウイルスは来ているんだよ」というような意味合いですね。
実際に噂になっていた病院に感染者が運ばれていたのかは知りませんし、その後調べていません。

でも、まだこの時点ではいわゆる「3蜜は避ける」という強い意識もまだ持っていませんでした。

3月に入った頃でしょうか、政府や官公庁から国内の感染者数が発表され始めたのは。そして、北海道の北見市(生まれ故郷)と大阪のライブハウスでクラスター感染が起こった報道がありました。

私は、ここで「このウイルスやばい!」と気づきました。

この時点でWHOがパンデミック宣言を出していたのかは覚えていませんが、大都会の人が集中する場所や朝の通勤ラッシュのあの密集地で起きたのではなく、ライブハウスと展示会会場(北見市)でクラスター感染が起こったという事が「他人事」ではなくなったのです。

日本の冬の風物詩と言えば「インフルエンザ」ですね。以前から私は思っていたのですが、公共交通機関の通勤ラッシュがものすごい感染を引き起こしていると考えていたんです。私の中では「インフルエンザ感染交通機関」だと呼びたいくらい。ただ、インフルエンザってみなさんもそうだと思うんですが恐怖は感じませんよね。「うつっても死なないし」くらいに想ってるんじゃないでしょうか(毎年一部のインフルエンザ感染者は死亡しています)逆に言うと「うつっても死なない」から、「誰かにうつしてはいけない」と強く思わないと思うんです。
頑張って働く人、頑張って試験受ける人等が少し普段より熱がある状態でも「頑張って目的地に向かってしまいます」そして、その方々のほとんどが利用するのは「多くの人が交通機関を利用する時間帯」であったり「多くの人が集まる都会」だったりするんです。誰か一人が無理をして出社、通学してしまったことで満員電車等でインフルエンザは少しずつ誰かにうつっていきます。会社や学校でもインフルエンザで休む人がいても「治ったら出てくるから」〇〇さんはインフルエンザでいついつまで休みですと聞いても、あまり大ごとにはならないと思います。敏感な人はその時に「私にもうつっているかもしれない」と考えて小まめに熱を測ることはあるかもしれませんね。

あとは、受験生がいる家族でも「受験生がいるんだから風邪やインフルエンザを持ち込まない努力」を家族全体で徹底しているところもよくありますね。

インフルエンザはうつっても死なない

とみんなが思っているても。インフルエンザになったら医者が良いというまで出勤、通学は停止になりますね。これは多くの医者が患者さんを「インフルエンザ」だと断定できるからできることですね。

私は、北見市と大阪のクラスターが発生した時に、インフルエンザを今回の新型コロナウィルスに置き換えて考えました。

1、新型コロナウィルスだと診断できる機関が少ないから、もし感染していても「私は感染者だ」と認識できる人が少ない。
※インフルエンザは「A型です」等と言われて「私はインフルエンザ」だと自覚と認識ができる。

2、新型コロナウィルスに感染したら死ぬのか、死なないのかがわからない。
※多くの人がインフルエンザではまず死なないと考えている。

3、新型コロナウィルスを治す薬が無い。
※インフルエンザは治療薬を飲み、医者の言う通りに休んでいれば治る。

まず1です。
ダイヤモンド・プリンセス号、北見市や大阪で集団感染が起きたのは「私が感染している」ということを知らない人がいたということです。当然です、新型コロナウィルスの名前する世間一般で知られている言葉じゃないくらいでしたから。
ということは、日常の生活を送ります。
※インフルエンザだったら、そもそも報道もされていないでしょうけど「あらー、誰かがうつしちゃったんだね。困るね」程度でしょう。

次に2、です。
今回のウイルスは致命的なウイルスなのか、インフルエンザみたいに薬ができれば治るのかの情報が無い。ということは今の人々には「死」に対する緊張感は少ないので「薬ができて治るようになるだろう」くらいにしか考えない人も多いから、多くの人が日常的な生活を続けてしまうと考えました。
※インフルエンザだったら、インフルエンザと診断させたなら医者がOK出すまで出勤通学停止ね。で済む。

3、が最悪です。
もし、身近なところで北見市や大阪のような集団感染が発生した時に。致命的になってしまうことも考えなくてはならない。
※インフルエンザだったら、報道もされないし「インフルエンザになっても死なない」と考えている。

これらの事を考えた時に真っ先に浮かんだのが「経済的ダメージ」でした。人は見えない恐怖に脅えます。新型コロナウィルスがどのような症状を引き起こして、どの程度の致死率なのか。薬が無いと言われているけど治るのか。治るまでにどの程度の時間が必要なのか。そもそも私は感染しているのかどうやってジャッジするのか、どうなったら疑えば良いのか。
日本のトップ、厚生労働省ですら上記の答えが見つからないのならば、国民が新型コロナウィルスの知識を得るまでには相当な時間が掛かると考えると、真っ先に止まるのが経済です。生活に必要な経済活動はするでしょうが、娯楽や嗜好品などへの経済活動は一気に冷え込んでしかも長期化すると考えました。

4月7日に緊急事態宣言が発令され、外出自粛を政府と行政が強く呼びかけている今でも先週末の湘南の人出と大渋滞を見ればわかるように。まだまだ国民全体には新型コロナウィルスが全国に広がるスピードが早まったら日本の経済がどうなるのかわかっていません。
国が支援できるのにも限界があります。
その時に国民がお金を使うことで経済が回らないと、どこかにひずみが生まれ倒産や家族崩壊、地域崩壊が起こってしまうんです。

我が家は大手に勤務しているから大丈夫。も果たしてその通りでしょうか。
マイホームを35年ローンで購入している方々はどうなるでしょうか。
今、育ち盛りの子供たちが学習機会や運動機会を失っているのが20年後の日本を背負って立って行けるでしょうか。

少し考えただけでも、日本の経済が停止した脅威というのはたくさん考えられます。

今、抑えるべきなのは不要不急の「出かけたい欲求」です。
そして、「あなたがうつるかもしれない恐怖」よりも「あなたがうつしてしまうかもしれない恐怖」を意識して行動すべきだと思います。

何のために、1日でも休業すれば生活に大きな負担がかかるかもしれない商店や小規模事業者が休業を余儀なくされているのかをもう一度考えてみてください。

5月6日では恐らく緊急事態宣言は解けないでしょう。それは国民一人一人が「早く元の生活に戻そうという意識が不足しているからだと考えたいです」
感染者数を増やさない。または増える速度を遅らせるには全国民が共通意識を持って取り組んでいくしかないんです。
感染者数が増える速度をゆっくりにしておいて、その間に今も必死に開発をしてくれているであろう研究機関のみなさんが治療薬やウイルスの解明に努めてくれて、早く特効薬ができれば元の生活に戻れると信じています。

元の生活に戻れる時間が遅くなればなるほど、日本の経済は縮小していきます。第2次世界大戦後に先人たちが努力して成し遂げた、この幸せな国日本をキープしさらに良くするのは私たちです。お子さんがいる方は、そのお子さんが大人になった時にどの程度幸福な国であるかは、今の数カ月の我慢できるかできないかにかかっていると思って。