だいたい毎日戸塚でしょ!

やっぱり書きたい事、書かなきゃね。

街づくりにおける参考指標になってしまっている路線価

ハード面(不動産)から見る街づくりにおいて、その地域に投資すべきかどうかの基準ともなっている路線価がまた発表されましたね。

 

 

 

この路線価がとても誤解を招いているなと常々思っている。

その地域で一番人気が高く便が良い場所の土地の評価価格を発表して、その地域がさも人気のエリアのように思わせる。

例えば戸塚駅の西口駅前通りの路線価は1平方メートル当たり115万円(下の毎日新聞の記事から抜粋)。1坪が3.3平方メートルで計算すると1坪350万円ほどになる。驚きです。

mainichi.jp

神奈川県内でも路線価が高い順の9位にランキングされている。

今も旧バスセンター跡地にマンションが建ち販売されている。戸塚郵便局の裏にもマンションが建ってきている。東口のティップネスがあった場所にもマンション建設工事が行われている。

駅周辺のマンション乱立が本当に止まらない。もう土地が無いだろと思っても、土地を作ってマンションを建てる。

おかげで、戸塚駅は朝のラッシュ時の人がスゴイ。駅最寄りの戸塚小、東戸塚小の生徒数はパンク中。

一方で戸塚駅から少し離れたエリアには空き家も増えてきている。バブル最盛期に売れた住宅地も今は街全体が老人ホームみたいになってしまっている。

ここで、ちょっと思った。今、子育て世代が戸塚駅周辺のマンションに入っても。20年後30年後には子供たちが戸塚を離れていって残された親世代しか居なくなったら、駅周辺も老人だらけの街になるのかも。

その為には、若い人が働ける環境を戸塚でも作るべき、若い人が暮らし続けたい魅力ある戸塚にすべき。いま、こんなこと考えている人居ないのかな?一緒に考えて何かを仕掛けていける人居ないのかな?って思う今日この頃です。

若い人が住みたい街は若い人で作るべきだから、若い人が集まってできることから始めて良いんだと考えてます。

神奈川新聞の記事で専門家が良い事言ってます。

www.kanaloco.jp

「県全体の地価の伸びは力強さに欠け、ほぼ横ばいが続いている」と分析する。「公示地価を見ても、上昇地点の隣に停滞している地点があるなど、地域全体の価値が上がっていない場所が多い。個別のデベロッパーによる駅前再開発やマンションの建て替えなど、ピンポイントで人気の高まっている"点"があっても、それが"面"に広がっていない」

事業者は面でなんか街を考えませんよ、よっぽど地元の事業者じゃない限りは。大手のデベロッパーやハウスメーカーに任せてると、本当に戸塚はやばい未来になるかも。

路線価を見て大規模マンション作ってばかりではね。

 

 

 

街づくりにおける参考指標になってしまっている路線価