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戸塚区出身の遠藤航選手が活躍した東京オリンピックサッカー男子を振り返る

戸塚区出身の遠藤航選手が活躍した東京オリンピックサッカー男子を振り返る

関係者への御礼とみなさんも誇りを持って欲しいという気持ち

まず最初に、オリンピック開催に際して関係したみなさま。人生の中で日本国内で夏季オリンピックが開催されたことをとても誇りに思います。コロナ過でのオリンピックとなり、様々な意見もあったかと思いますが。今回のオリンピックは人生の中のスペシャルイベントのひとつであったことは間違いがありません。大変感謝しています。

続いて、サッカー男子日本代表に携わったみなさま。今回のオリンピックは自国開催でホームだからとはいえ、正直6試合も試合を観れるとは予想していませんでした。6試合も日本代表の試合を観戦できたことを大変誇りに思います。6試合も試合を観れたのは世界中でたった4か国、日本のサッカーがここまでのレベルに達したということも嬉しく思います。

サッカーが好きで代表を日本の代表と思うからこそ

今回の日本代表の最終結果は4位でしたね。オリンピックは3位と4位は天と地ほどの違いと言いますが、その言葉の通り4位となった日本代表の記事はサッカーメディア以外ではやはり少ないですね。

自国開催で出場が決まっていた事、ホーム開催というアドバンテージを考慮しても日本が4強に残ること自体がすごい事なんですけどね。個人的にはよくて16強、最悪は予選敗退も予想していましたから上出来の結果でした。選手たちは決して肩を落とす必要は無くチームとしては立派な闘いであったと思います。

とても気になるのが、開催期間。特に日本はオリンピックでの金銭の評価がとても低い国です。報酬が低すぎて選手たちは、いわゆる「副業」にも値しない大会でもあります。オリンピック期間中に万が一ケガをしてしまっては所属チームに戻ってからの立場も危うくなり「本業」での稼ぎにも影響しかねない。そんな中サッカーは基本的に中2日での開催日程で運が良くても中3日、このスケジュールで6試合を行う選手たち。本当に過酷だったと思います。

出場し、4強まで残った国は4か国ともメダルをあげても良いと思うほどです。

この開催スケジュールや真夏に行うのであれば開催時間ももっと考慮すべきだと思います。我々はただ観てるだけですが、やはり選手たちにはしんどい。

二流と三流の選手しかいないチームでも4強に行けたが個々をあえて採点するなら

全選手を今回の大海を通して採点してみたいと思います。

採点方法は5点満点。世界的に見て二流以下の選手しかいないので一流の人に対する評価基準は加味していません。二流でも5点満点が採れる採点方法です。

12 谷 晃生
湘南ベルマーレ
2000.11.22 / 190cm / 84kg

採点結果 4点

今大会最も成長した選手の一人、今後のA代表での正ゴールキーパーを目指して頑張って欲しいという期待も込めての4点、プレーとしてはキックの正確性を高めて欲しい。


5 吉田 麻也
サンプドリア/イタリア
1988.08.24 / 189cm / 87kg

採点結果 2点

オーバーエイジでの召集は監督も選手も「金メダルを狙う」と言っていたのだから最低の銅メダルも取れなければオーバーエイジ召集の意味が無い。しかし、彼が居なければもっと失点していたのは間違いない。


2 酒井 宏樹
浦和レッズ
1990.04.12 / 185cm / 78kg

採点結果 2点

吉田麻也同様にオーバーエイジ召集でメダルを逃した時点で招集失敗となる。彼の場合には累積警告で1試合出れなかったのはさらに罪が重い。経験豊富なオーバーエイジ召集でディフェンダーとはいえ、国際試合の警告の重要性はわかっているはず。現A代表の選手の中でも想定外の成長は見せているが、攻撃面での減点材料が多過ぎる。


3 中山 雄太
PECズヴォレ/オランダ
1997.02.16 / 181cm / 76kg

採点結果 3点

今回はサイドバックでの起用が多く本来のポジションじゃなかったにせよ、この世代の選手としては今後のA代表入りでどのような成長を見せてくれるかの期待を込めての点数。プレーを見る限り可もなく不可もなく。本人が長所を見出さない限り今後は厳しい。


13 旗手 怜央
川崎フロンターレ
1997.11.21 / 171cm / 70kg

採点結果 1点

国内最強のチームで活躍する選手という事で、出場すると期待して見てはいたが、2世代前くらいの日本代表の中盤という感じ。今後の成長次第。今大会での貴重な経験を今後のサッカー選手人生にきっちりと活かして欲しい。


14 冨安 健洋
ボローニャFC/イタリア
1998.11.05 / 187cm / 84kg

採点結果 3点

コンディションが開幕までに整わなかったのは本人も悔しいところだとは思うが、A代表でも吉田麻也センターバックを組むほどの選手がこの世代に居たことは大きい。サッカーがもっとうまくなってくれる事を願っている。彼は今後の日本代表にとってキーマンの一人。

 

6 遠藤 航
VfBシュツットガルト/ドイツ
1993.02.09 / 178cm / 76kg

採点結果 4点

今回の大会で6試合も試合ができた要因の一人。体格に恵まれているわけではないのに、ドイツでデュエルナンバー1に輝いた実績はしっかりと発揮した。今後のクラブでの活躍も期待している。もう選手としてのピーク時間の残りは少ないと思うが、攻撃面での「サッカーの頭の良さ」を海外で学んで欲しい。


7 久保 建英
レアル・マドリード/スペイン
2001.06.04 / 173cm / 67kg

採点結果 4点

予選突破は彼のおかげ。まだパリ大会も狙える年齢にも関わらず、このチームをけん引している選手のようにも見えるたくましさと技術には観ているこちらもワクワクするプレーだった。今後もケガ無く成長曲線を描いてくれれば、A代表でも彼の活躍は多くの人を魅了する。


8 三好 康児
ロイヤル・アントワープFC/ベルギー
1997.03.26 / 167cm / 64kg

採点結果 1点

うまいのだろうが、今回の大会に必用だったか疑問が残る選手。その程度のパフォーマンスだった。トータルの出場時間が短かったので採点する選手から除外しても良かったが、見ていてどうしても彼が出場する必要があるのか?と思えるようなパフォーマンスが多かったのであえて採点。自らが出場する意味と役割を理解する脳みそを養って欲しい。


10 堂安 律
PSVアイントホーフェン/オランダ
1998.06.16 / 172cm / 70kg

採点結果 4点

久保同様に予選突破は彼のおかげ。久保とのレフティー2人のコンビは今までの日本代表に少なかった、人ごみでも抜ける期待感があった。3位決定戦では途中出場の選手よりも走り回ってボールを取りに行っていた気持ちも代表としては心強かった。彼もA代表で、ワールドカップで輝いて欲しい選手。


11 三笘 薫
川崎フロンターレ
1997.05.20 / 178cm / 71kg

採点結果 3点

出場時間は短かったが、各国のディフェンダーが嫌がるタイプの選手で、投入の効果が
見られた試合もあった。早く海外に行って、武者修行して欲しい選手。海外の選手のプレーのバリエーションと「サッカーの中の頭の使い方」を学んできて欲しい。成長によってはA代表で必須のプレイヤーになるかもしれない。

 

16 相馬 勇紀
名古屋グランパス
1997.02.25 / 166cm / 69kg

採点結果 3点

安定的にパフォーマンスを発揮できる選手は今後のタレント豊富な日本代表に必要な選手になってくるはずなので、海外での武者修行を期待。縦、横、丸い動き全ての一流を体で感じられる環境に行って習得して欲しい。


17 田中 碧
フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ
1998.09.10 / 180cm / 74kg

採点結果 4点

ダブルボランチとして遠藤航と日本の躍進に貢献した一人。ボランチはどうしても玄人好み感があるポジションだが、今後の子供たちが「田中さんみたいなボランチになりたい」と思える大会だったかもしれない。もちろん、遠藤航が居たおかげかもしれないが。彼がどのポジションで成長するかによってA代表での活躍も。


9 前田 大然
横浜F・マリノス
1997.10.20 / 173cm / 67kg

採点結果 2点

我らがマリノスを代表してこのチームに入った。出場時間は短かったがマリノスの選手は採点しないわけにいかない。フランス戦でゴールを奪ったのは彼のキャリアにおいてもポジティブなポイントになる事を期待している。プレーに関しては起用のされ方が完全にサブ扱いだったのもあってベストパフォーマンスはできなかったかもしれないが、この大会を通して何を学べたかが大切。今後もマリノスでの活躍を願う。


18 上田 綺世
鹿島アントラーズ
1998.08.28 / 182cm / 76kg

採点結果 0点

このチームでの得点王と再三実況の人も言っていたが、それを聞いて見ているからなのか、全く期待外れ。チームの中でも機能していない。日本人はフォワードが延びない国としての黒歴史を変えて欲しいと願うばかり。国内にいてはA代表に入っても世界とは戦えない。


19 林 大地
サガン鳥栖
1997.05.23 / 178cm / 74kg

 

採点結果 3点

最も多く出場したフォワードで得点はゼロという、得点という役割においては不満も残るが、よく走る。その走ったおかげで点に繋がるというプレーもあった。日本人のフォワードが世界的に大成するのは難しい現状を考えると、相変わらず彼のように得点能力は高くないがチームにとっては必要なフォワードが必要なのかも。大会後、海外への移籍が発表されていたので、海外でどんな武者修行をするか。

 

サッカーオリンピック日本代表

採点結果 5点

チームとしては冒頭にも書いた通り、好条件が揃っているとはいえ6試合できたことを誇りに持って良い。個々での悔しさは、論より証拠を結果で今後見せてくれることを期待して。負けた瞬間に悔しがる、涙する事は小学生でもできる。選手としての個々の戦いはカタールに向けて始まっている。カタールでの日本代表のパフォーマンスと結果はA代表である以上、我々の期待値は高い。

 

森保 一監督

採点結果 4点

大会前、大会中と批判も多かったのは本人も大変だったと思う。専門界にも大会期間中に采配をメディアで批判されたりもしていたし、サッカー界ではこれが代表監督の仕事のひとつ。監督に選ばれた以上、自らが最強チームを作る上で必要な選手を呼び、最適な選手を起用する。これはどの監督も同じ。結果が出れば拍手され、結果が出なければ批判されるのは必然。今大会に限っては予選で3戦3勝した時はおとなしかった外野がニュージー戦の結果で「やっぱり、前から思ってたんだよ采配に疑問が」みたいな評論が多くて面白かった。森保監督の真価もカタール終了後に問われる。今回の若い世代の本気の大会を指揮したことで、カタールでの森保さんなりの希望も見えた大会になっていることを願う。

一流選手が居なくてもワールドカップでの16強、オリンピックでの4強はマグレじゃない時代になってきている。

ブラジル対スペインの決勝戦を観戦した後、決勝戦のボールポゼッション率はスペインが勝っていた数字を見て。世界はポゼッションサッカーが主流になっていると言われながらもブラジルが金メダルを取っている事実に目を向けると。選手たちも口にする「ここぞというときの質」「プレーの質」という方が必要な事がわかる、でも日本人が世界クラスの質を体得するにはまだ時間がかかるようで、育成年代から世界クラスの質を持っている選手が出てくる数もまだまだ少ない。スペインのようにポゼッション率を高めることで日本のオリンピックやワールドカップでの決勝トーナメント進出はマグレじゃなくなってきている。世界クラスの質を持った選手が前に2人居れば、その上の景色を見る事ができる将来も近いかもしれない。

 

以下は採点できなかった選手(板倉については出場時間は一定以上あったが、個人的に採点できなかった)

4 板倉 滉
マンチェスター シティ/イングランド
1997.01.27 / 186cm / 75kg

1 大迫 敬介
サンフレッチェ広島
1999.07.28 / 187cm / 86kg

22 鈴木 彩艶
浦和レッズ
2002.08.21 / 189cm / 91kg

15 橋岡 大樹
シントトロイデンVV/ベルギー
1999.05.17 / 184cm / 80kg
20 町田 浩樹
鹿島アントラーズ
1997.08.25 / 190cm / 80kg

21 瀬古 歩夢
セレッソ大阪
2000.06.07 / 183cm / 72kg