だいたい毎日戸塚でしょ!

やっぱり書きたい事、書かなきゃね。

ワールドカップロシア大会、いよいよベスト16!

昨晩は23時からの試合にもかかわらず、視聴率は40%越えだったとか。

テレビ局はウハウハです(笑)

横浜に本社があり、横浜Fマリノスのメインスポンサーでもある日産自動車はワールドカップの中継のスポンサーには全く顔を出さないのはなぜでしょうかね?横浜にサッカーを根付かせたいのなら「日産はワールドカップの中継でもスポンサーやってるもんな、サッカーに情熱がある証拠だよな。やっぱりマリノス応援しちゃうよな。」と思われる為にもスポンサーになるべきだと思います。

さて、私はマリノス横浜FCもシーガルスも好きですから日産のビジネスの事はどうでもいいんですが、今朝のグループGの最終戦が終わりいよいよベスト16が出そろいましたね。グループGはイングランドとベルギーが既に決勝トーナメント進出を決めている中での直接対決、勝った方がベスト16で日本代表と対戦できるというラッキーくじ。どちらの国も日本と対戦したくて必死でしたね(笑)結果、今大会絶好調のベルギーがイングランドを1-0で下し日本代表との決勝トーナメントウォーミングアップゲームのチケットを手にした形となりました。

ロシアワールドカップベスト16トーナメント

決勝トーナメント組み合わせ

予選突破した国とFIFAランキング、地域

グループリーグ突破一覧

こうやって一覧で見ると、日本とロシアとメキシコ以外はどこも順当な感じがしちゃいますね。今大会の波乱要素をあえて言うならドイツ、ナイジェリア、ポーランドのグループリーグ敗退で代わりに日本、ロシア、メキシコが勝ち上がったという形でしょうか。FIFAランキングを見ても日本とロシアはかなり順位が下ですが、それ以外はスウェーデンの24位が最下位ということでFIFAランキングの正当性も証明したかもしれません。

地域別グループリーグ突破国一覧マップ

地図にしてみると、アフリカの全滅は残念ですがその他の全地域から勝ち上がりの国が居るということで大会としても面白くなっていると思います。それにしても、ヨーロッパと南米のサッカーの強さは際立ちますね。

色々な意見が出ているポーランド戦の日本代表の戦い方

昨日のポーランド戦を観た人は、後半の最後の20分の日本の試合運びに対して様々な意見が出ていますね。

「試合中なのに、あんなにやる気が無い戦い方をして良いのか」

「このまま終われば決勝トーナメントに行けるからってあれは無い」

「サッカーって紳士のスポーツじゃなかったの?」

「戦術としてはあり得る、過去に他の国も同様の戦い方をしていた」

「あくまでも目標は決勝トーナメント進出、そのための戦術だった」

ポーランドに先制点を取られて0-1となった日本、その瞬間は同じグループのもうひとつの会場のコロンビアとセネガルの試合が0-0だったため決勝トーナメント進出は絶望的となっていた。日本としては1-1に追いついて決勝トーナメント進出の可能性を手繰り寄せるべく、乾選手をピッチに投入。しかし、その直後コロンビアとセネガルの試合に動きがあり、コロンビアが1点を先制。このまま試合が終わると今大会から導入されたフェアプレーポイントの差により日本はセネガルを抑えて決勝トーナメント進出ができる形になった。

ここで西野監督をはじめとする日本チームのスタッフは検討に検討を重ねた結果、最終的には西野監督のジャッジだろうが、このままスコアを動かさない試合運びをしようという決断に至った。試合をテレビで観ていた人ならわかるかもしれませんが、日本の自陣深くでポーランドスローインになった時、長谷部選手がウォーミングアップエリアから自陣ゴール付近近くまで行ってピッチ内の選手たちに何かを伝えている場面も映像に入っていました。スローインをするポーランドの選手も長谷部選手を見つめて「なんだ、アイツなにやってんだ」という感じでした。その後長谷部選手はピッチに投入されて恐らく正確な指示「このまま試合を終わらせろ」をピッチ内の選手たちに伝えたのでしょう。

ただし、この戦い方には大きなリスクが伴います。

コロンビアとセネガルの試合がコロンビアの1-0、もしくは追加点を奪って勝利で終わることが絶対条件なのです。確かあの時で残り時間は15分くらいあったでしょうか。日本がこのまま0-1で終わらせることができても、セネガルが同点に追いついて引き分けで終わったら日本はグループリーグ敗退です。

つまり、西野監督はコロンビアの勝利で終わる方に賭けたというわけです。

ここからは、みなさんもご存知の通り最終ラインでボールを回し続ける時間稼ぎプレーに徹底して3分台のアディショナルタイムも乗り越えて0-1で試合を終えます。しかし、その時点でコロンビアとセネガルの試合がまだ終わっていない。ピッチ上には微妙な空気が。その直後コロンビアが1-0で勝利した結果が共有されて日本は無事に決勝トーナメント進出を決めたというわけです。

日本代表がボールを回して1-0で試合を終わらせようという決断をした直後、ポーランドもあまりボールを取りに来なくなりました。なぜポーランドもボールを取りに来なかったのでしょうか。それはスタミナの問題です。昨日の試合会場は湿度は低いものの試合中も35度弱の気温でとても暑い中試合をしていたのもあり、ポーランドの選手たちは序盤からスタミナ温存スタイルで試合をしていましたが後半の途中からはやはり足が止まってきていましたから、ポーランド親日国家で日本を決勝トーナメントに行かせたいから取りに行かなかったのではなく、ポーランドも1勝でもして国に帰りたい心理とスタミナの問題で取りに来なかったのだと思います。

レヴァンドフスキ選手だけは違うように見えましたね。スキがあればボールを奪おうというオオカミのようなスタイルでした。あれはきっとレヴァンドフスキのサッカー選手としてのプライドというか意地のようなものを感じました。ドイツブンデスリーガの得点王が無得点でワールドカップを去れないという意地。

何はともあれ、大会前に1勝もできない、勝点1も取れないんじゃないか日本代表はなんて言われていましたが見事に決勝トーナメント進出を果たしました。

次の対戦相手ベルギーは全ての選手が世界トップクラスの選手で、昨日のポーランド代表よりもチーム力は上です。ポーランドに負けた日本としては、今大会最も難しい試合になるでしょう。日本が唯一可能性があるとしたら、ベルギー代表の選手のほとんどがヨーロッパのリーグに所属しており、各選手のデータを日本の海外組が持っていること。対戦経験や同僚経験などがこういう時に役に立つかもしれません。

日本代表も今大会のキーマンたちを昨日は休ませましたね。これも西野監督の戦略だとは思いますが。この休ませたことでどの程度ベルギー戦でパフォーマンスを発揮してくれるか、ベルギーも昨日のイングランド戦で温存した選手がいるそうですが、当日がものすごく暑い日になれば日本は有利かもしれません。

今日は、ワールドカップの楽しみを残してくれた日本代表にお礼を言いたいと思います。次も頑張れ日本代表!