だいたい毎日戸塚でしょ!

やっぱり書きたい事、書かなきゃね。

テレビや新聞はコロナウィルスの報道を「日本の事」のように「東京の事」を伝えているから注意が必要。

前回は「戸塚区の新型コロナウィルスの4月以降のデータ比較等」を実際のグラフを掲載して書いたが、今回は「ピーク過ぎた説」について少し書いてみたい。

kitahara-totsuka.hatenablog.com

テレビなどのマスコミでは有識者が「コロナウィルスの第2波のピークは過ぎた」というような報道もされていた。実際に毎日速報で発表される東京都内の新規感染者数が、ここ数日400人を超える日が無くなり、300人、200人も超える日が無くなって来ている。ピーク過ぎた説と東京都内の感染者数の減少傾向を見て「コロナ、だいぶ収まってきたよね」と考える人が少なくないので、我々が過ごす戸塚区の毎週の新規感染者数の推移と照らし合わせたグラフを作ってみた。

戸塚区(横浜市18区)のコロナウィルス感染者数増加の推移と東京都内の比較

グラフの中に線が多いので、ちょっとわかりにくいかもしれないが。

「東京都」と矢印で示されているのが、マスメディアで毎日発表される東京都内の新規感染者数で、その他の線は横浜市内18区の感染者数増減の推移である。東京都内のグラフを見ると確かに識者が言っていた「第2波のピークは7月下旬から8月上旬」という言葉が当てはまるのがわかる。横浜市内のグラフを見てみると、7月が8月に切り替わるタイミングから全体的に増加傾向にある。7月1か月間の推移とは比べ物にならないほどの上昇を示している区もあるほどに。

我が戸塚区も多分に漏れず、8月に入ってからの増加が顕著に表れている。

テレビでは戸塚の新型コロナウィルスの状況は発表していない

このグラフを見てもらうとわかる通り、テレビなどのマスメディアが「コロナ最新情報」「コロナについて検討(検証」と言ってタレントが騒いでいるのは「あくまでも都内の話」という認識を持って見るべきだという事がわかるだろう。

コロナのような人から人へ感染するウィルスの場合、自身が日々どのような行動パターンを取っているのか、どのようなルートで移動しているのか、どこを通って移動しているのかをよく考え、パターンやルート、通過ポイントで新型コロナウィルスへの感染リスクが低いのか高いのかを考えて行動するタイミングだとも言える。

9月4日発表の横浜市内区ごとの感染者数

2020年9月4日時点の横浜市内18区の感染者数

横浜市内18区、それぞれの感染者数の割合

横浜市内18区区ごとの感染者数と人口に対する割合

NPO法人りそーるとつかFacebookページより引用

戸塚区もいよいよ、感染者数が3,000人に1人の割合を割り込んできた。戸塚区内で1日に3,000人と濃厚接触する人はまず少ないだろうから、まだ危険性は少ないが油断をすると中区のように1,000人に1人を割り込む可能性は高い。

全国の小学生の感染者数が急増しているという報道があり、そのほとんどが家庭内感染だというデータも。子供や高齢者、疾患者などには新型コロナウィルスは牙をむくというのもあるので、自身の家庭環境や生活環境に応じて対策を取る必要はまだまだある。

withコロナの生活はどうすれば?

まだ夏の終わりだが今年の冬も猛威を振るうとも言われている新型コロナウィルス、日本独特の暑さや湿気でもこれだけの感染力を持っているウィルスは寒くて乾燥した冬にはどのような影響を及ぼすのか考えただけでも恐ろしいが、生活や仕事、事業は日々行っていかなければならないのが実情だ。

お店に行けば消毒液が設置されていて、対面の場所ではビニールシートなどで直接接触を避ける対応が取られている状況はしばらく続くだろうが、どのような暮らしが一番良いのかはそれぞれの考えで良いし、一人一人状況が違うはずだ。

ただ、「コロナはもう怖くない」「コロナは終わった」「もう大丈夫だ」と思ったり言ったりするのはまだ早い気がする。しっかりと対策を取った上でできる限りの普段の生活を送ることを考えていくべきだ。