だいたい毎日戸塚でしょ!

やっぱり書きたい事、書かなきゃね。

民放各局の期待をいい意味で裏切った西野ジャパン

ベスト16は気になる試合だけ観れば良い

昨夜から始まった今大会のベスト16、大好きなアルゼンチン惜しくも負けてベスト16で姿を消してしまったのは残念なスタート。ベスト16は8試合で23時と深夜3時のキックオフで4日間続く、全ての試合を観ていると体調も崩しかねない(笑)

個人的には観たい国、気になっている国の試合だけ観てあとは結果を知れば良いし今の時代は空いた時間で動画を視聴すれば良い。

もちろん、全ての試合が気になる人には。。。頑張って!と言うしかない。

ベスト16以降の放送局はTBSとテレビ朝日だけ。

ワールドカップを放送するということは「約束された高視聴率」が取れる。グループリーグの各試合は大会抽選結果が出れば対戦カードは決まるわけで高視聴率が取れそうな対戦カードを放送することができる。ベスト16からはどの国がグループリーグの何位になるかによって対戦カードが変わる。これを予測しながら放送する試合を決めたはずだ。民放各局からは予算が限られた中で、どの試合を放送するか考えに考えて選択した結果が今回の放送予定だろう。

ワールドカップロシア大会ベスト16のテレビ放送予定

ワールドカップロシア大会ベスト16のテレビ放送予定

ここから決勝戦までは民放ではTBSとテレビ朝日しか放送しない。

日本テレビとフジテレビは予算の都合なのか経営方針なのか、ワールドカップを捨ててる。(個人的には、フジテレビは先日のポーランド戦は試合開始何時間前からも放送していて放送枠を大きくしてスポンサーを取りに行ったのかと思わせる内容でフジテレビやっちまった感があった。)

TBSはフランスかデンマークVSクロアチアかアルゼンチンになるカードを狙って、結果的に「フランスVSアルゼンチン」という大会屈指の対戦で注目度も高く視聴率も取れそうなカードになったのは好結果だ。

TBSのもう1試合は、スペインかポルトガルVSグループAのどこでも良いを狙ったんだろう。スペインはサッカーファンには人気のチーム、ポルトガルにはクリスティアーノ・ロナウドがいるからどちらが上がって来ても視聴率が取れる。対戦相手は、ウルグアイ、ロシア、サウジアラビア、エジプトどこでも良かったはずだ。結果的にスペインがこの対戦カードに顔を出し、相手は開催国ロシアになったのだからこちらも視聴率は取れそうな対戦になった結果だ。

テレビ朝日はアルゼンチン、クロアチア、ナイジェリアVSフランス、デンマークというこちらもアルゼンチンかフランスが来てくれれば高視聴率が狙える対戦カードを選択し、実際にはアルゼンチンVSデンマークというカードになったが深夜3時キックオフという時間帯を考えるとそこまで視聴率は高くない気もする。それでも通常の日曜の夜中の3時からの放送枠よりは絶対に視聴率は取れるが。結果としては◎まで行かない○と言ったところか。

テレビ朝日のもう1試合は、ドイツ、スウェーデン、メキシコVSブラジル、スイスを狙ってドイツかブラジルが来てくれれば高視聴率が取れる対戦カードを選択し、ドイツがグループリーグ敗退、ブラジルは1位通過で2位のスイスが来たためここは視聴率も苦戦かもしれない。費用対効果としては△かもしれない。

民放各局が揃って放送することを選ばなかった?対戦カード。

もう1度、ベスト16の放送予定を見てみると。グループHつまり日本代表がいるグループの1位、2位が進出する対戦カードは民放放送は無い。

さっきも書いたが、ベスト16の対戦カードは勝ち上がった国の順位によって決まるため勝ち上がりをある程度予測して放送する対戦カードを決めたはずだ。ということは、グループHの日本が1位か2位になれば爆発的な視聴率が約束されている対戦カードを民放は選択しなかった(日本が決勝トーナメント進出するとは予測しなかった)ということになる。

さすが、日本のテレビ局。

この民放各局の予想をいい意味で裏切って、日本はグループリーグ初戦から国民を期待させてくれた。今頃民放各局の番組を決める方々は自らの予想と選択が招いてしまった、ドル箱が手からすり抜けてる感覚を味わってることだろう。

今大会、日本は初めて夜中の3時からのキックオフで今まで一度も突破したことが無いベスト16の試合。対戦相手も強豪ベルギーという諸々の悪条件の中でどれだけの視聴率の結果になるか楽しみではある。

 

今日の記事は、日本国内でのワールドカップの放映のほとんどがNHKなのを見て「民放各局が放送するとなると結構な金額を払ってるんだろうな、だから民放は人気の対戦カードを選んであとはNHKさんよろしくというスタイルで放送局が決まっているんだろうな」という前提で書いています。

 

日本のテレビ局は終わってる