だいたい毎日戸塚でしょ!

やっぱり書きたい事、書かなきゃね。

戸塚の人はどこで何にお金を使うんだろう

ベーシックインカムという言葉がネット上では結構見られる今日この頃。

ベーシックインカム - Wikipedia

フィンランドでは実際にベーシックインカムを導入しているそうだから、気になる方は「ベーシックインカム フィンランド」で検索すると事例が出てくると思います。

日本では、ある程度の企業に勤めればある意味ベーシックインカムだと思う。

月給(もしくは年収)は保証され、福利厚生もバッチリ。あとは社内規則で「副業がOK」と書かれていれば日本の場合には十分にベーシックインカム。毎月のサラリーがベーシックインカムになりますからね。もちろん、クビになったり勤めている企業が倒産すればインカムは無くなりますが、それは国も一緒で、財政難になればベーシックインカムなんてできない。

これから、日本で人口減少がどんどん進んでいくのに税収は増えるわけがない。だから国政としてのベーシックインカムなんてできるわけがないですよね。そんなことをやるのならば、少ない子供たちに平等な高等教育や研究をさせるために税金を投入して世界的に活躍できる社長や起業家を増やす方が、雇用が増えてサラリーと言うベーシックインカムが増えるのではないかと。

さて、戸塚に話を絞ります。

ちょっとまだ統計を出せていないんですが、戸塚はベッドタウンで多くの人が戸塚区以外で働いてサラリーをもらっています。この人たちは戸塚だけの話で言うと戸塚区以外からお金を稼いで来てくれているんですから「外貨」を持って来てくれているんですね。その外貨は戸塚ではどんなところでどんなものにお金が使われているんでしょうか。

まずは住まいですね。賃貸で住んでいる人は大家さんと不動産仲介業者に家賃を払います。その大家さんは戸塚区に住んでいる人でしょうか?不動産仲介業者は戸塚区の会社でしょうか?戸塚支店だったとしても横浜市内に本社がある会社でしょうか?

ここで大家さんが戸塚区外に住んでいる場合はせっかく稼いで来てくれた外貨がまた外に出て行っちゃいます。

不動産仲介業者も戸塚区の会社もしくは横浜市内に本社がある会社でない場合は、こちらも外に出て行っちゃいます。

戸塚区外に住んでいる大家さんや不動産仲介業者が、戸塚区にある物件で得た売上だからと戸塚の何かしらに還元していれば別ですが。不動産仲介業者が戸塚区内の人を雇用している、オフィスを借りている賃料を戸塚区内の誰かに支払っているという部分があるとしてもそれは売上からしたらほんの少しですから、ここではあえて話を広げません。

マイホームの人で、ローンを組んでいる場合はどうでしょう。ローンを組んでいる銀行が横浜銀行横浜信用金庫でないと戸塚区外にお金が流出してるかもしれませんね。

次に、日用品や食料品の買い物です。戸塚に住んでいるみなさんは、どこで日用品や食料品を買いますか?戸塚区内のスーパーですか?ネットですか?宅配業者ですか?それとも戸塚以外のどこかに行ってですか?生鮮食品や日用品の個人店が少ない今は商店街の個人店で買う人は少ないと思います。

スーパーの場合、もちろん本社が横浜市内にあればベターですけど、大手のスーパーで本社が戸塚や横浜に無くても、戸塚の農家さんの野菜を売っていたり地域の清掃業者を使っていたりすればまだ、稼いできた外貨は外に出ている割合は少ないですね。

ネットの場合、これはほぼ流出ですね。戸塚区内で生鮮食品のECサイトをやっている人は調べる限り少ないですし。ネットで何でも買っている人は、せっかく稼いできた外貨をまた戸塚区外に流しています。宅配業者も同様です。

代表的なお金の使い道を出しただけですが、この他にもお金を使っている先はたくさんありますね、その中にどれだけ戸塚でお金がとどまる相手に使っているのか考えて見たことってありますか?私は、いつもお金の使う先にはこだわりを持っています。今の世の中全てのお金を戸塚で使うのは難しいと思います。でも意識することは大切だと思います。

特に、地域のためのイベントや取組には地域の企業や商店が協賛していたり、協力していたりしている事が多いわけですから。「戸塚の企業や事業者にお金を使おう」、地元事業者は「地域の何かに役立つことには協力、協賛しよう」これが地域の基本のギブ&テイクになるんじゃないでしょうか。

こうやって、戸塚区内でお金が使われてるようで「使われていない」という事が事実だと思います。戸塚で商売をしている人、事業をしている人にお金を使うことをほんの少しだけ意識することで、子供たちの未来、高齢者の不便は減って行くのかもしれません。

戸塚はそんな街であって欲しいです。

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