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クセがすごい事業主、クセがせこい労働者

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日本の世帯所得、20年で20%減という異常事態はなぜ改善されないのか=吉田繁治 | マネーボイス、この理由は簡単です。「起業」が減ったから。

正確に言うと「人を雇用して起業するスタイルが減ったから」

みなさん、フリーランスという言葉は聞き慣れましたよね?フリーランスも立派な事業主です。フリーランスは年々増え続けていて、石を投げればフリーランスにぶつかるほどになっています。フリーランスが売上が増えてくると法人化します、法人化して事業がどんどん拡大して、人を雇うようになり会社がある程度まで大きくなっていきます。

この構図が国内で増えれば、世帯所得の低下率は変えられます。なぜなら、中小事業者が増えて「経営者(事業主)」が増えるからです。経営者は一般的には社内で一番所得をもらって良い立場です。その理由は抱えるリスクが大きいからです。会社の倒産のリスク、倒産まで行かなくても借金をしなければならないリスク、従業員が事故や事件で重大な生命の危機に陥った時などの補償リスクなどなど。

私も事業主のスーパー端くれです。誰かを雇いたくてウズウズしてます。人を増やして行って会社も、働く人も、社会も幸せになってもらえるようなビジョンを持っています。ただし、きっと私はマイノリティーでしょう。

世間では良い大学に入って良い企業に入ってという人生設計がマジョリティーでしょう。一生一社ではなくなっている現代でも「起業」を目指す人の数は少なく、より良い条件や環境を求めて転職して違う会社に行く人が多いです。「条件だけじゃない、やりたい事があって転職するんだ」と言う人もいるかもしれませんが、私からしたらそんなにやりたい事があるのになぜ「起業」にはたどり着かないのか不思議です。

つまり、現代の働く世代は「リスク」が嫌いなんです。私はこういう時に必ず言いますが、その原因は日本の教育です。個性を伸ばさない教育、お金のことを教えない教育、ものすごくできる人がいても17歳以下で大学に入った人は日本はいるんでしょうか。いたとしても本当に限られた人数じゃないでしょうか。みーんな、18歳までは高校生、20歳までは専門学生、22歳までは大学生。なぜ18歳で起業する人が少ないのか、きっと親も会社員だったりいわゆる勤め人だからです。さっきも言いましたが経営者にはリスクが伴います。そのリスクがある日々を生き抜いています。リスクが無く暮らしている人とは大きなメンタリティーの違いもあります。

ある事業者が経営難を苦に自殺したとしましょう。一方でどこかで勤めてる人が社内の経営陣以外からのプレッシャーで自殺したとしましょう。この両方の数はいったいどちらが多いんでしょうか?どちらが確立が高いんでしょうか?経営者と言うのはメンタリティーが鍛えられているので多少の事ではへこたれないと思います。「リスク」というのは人生の中で背負うべき十字架なんです。もちろん不動産ローンや個人的な借金もリスクかもしれませんが、あなたとあなたの家族くらいにしか影響しないリスクですよね?経営者は従業員、従業員の家族、取引先、その他にも色々な影響が出るリスクを背負います。この違いを人生で経験しているかはどんな場面でかは言えませんが違いが出るはずです。

逆に、たくさんのリスクを背負っている分儲かった時には一番報酬をもらって良いんです。もらうべきなんです。経営感覚の優れている人はお金の使い方もわかっていますから、お金も使います。すると経済もまわります。一方で毎月決まったお金をもらっている人は決まった金額の中でいかに残すかを自然と考えます、当然使う金額が減れば残る金額は増えます。この使う金額を抑える人が国内ではほとんどなのが現状です。

「使う金額は少なくしたいが給料はたくさんもらいたい」

これが最強の現代の矛盾です。

「使う金額を増やしたいからもっと稼ぎたい」と言う人は私は大好きです。「どうせ一生懸命働いても給料アップなんてたかがしれてるし」とか「休みを多くして自分の時間を増やしたい」「休みやプライベートに使える時間を増やして家族と過ごしたい」人の話しか聞こえてこない最近。これでは経済はよくなりませんよね。

いま、国内は人を雇うスタイルの経営者が減っています。その原因は人は雇わずとも外部業者やフリーランスに仕事の振り先があるから。インターネットで検索すればその仕事を専門でやっている人も見つかる時代です。

私もまだまだできていない部分もありますが、人を雇える経営者にもっとなりたいです。そして人を雇う経営者が増えて欲しいです。この想いがあるから頑張れます。

 

クセがすごい事業主、クセがせこい労働者