GDPって何?その指標あってんの?って思ったから -その2-
前回の記事でGDPって何だろう、日本のGDPって上がり続けてるのに個人ではそんな実感が無いのはなぜだろうっていう話を書きました。
今回は個人ではなぜ実感が無いのかを考えてみたいと思います。
GDPって操作できちゃうじゃん!
そーなんです、GDPって操作できちゃうんじゃん!って思っちゃいました。
ちょっとこれを見てください。
これは日本国政府の収入です。この年は96.3兆円の収入があったそうです。スゴイ額で想像もつきませんが(笑)所得税、法人税、消費税、その他各種税金の収入、その他の収入、公債金が収入源ですね。
ん?
公債金って何だ?
税収及びその他収入でまかなえない歳入不足について、国債(借金)によって資金調達を行って得た国の収入。
つまりは借金か?国が誰に借金してるんだ?ここで「国債」という借金が出てきますが今回は説明を省きます。
国家予算93.3兆円のうち38.8%の36.9億円は借金って事?税収が足りないって事?
ちょっと待てよ。
もう一度GDPの定義を。民需+政府支出+貿易収支がGDPの根拠だったということは、民需と貿易収支が低かったら、民需と貿易収支で足りない分政府の支出を増やせばGDPは下がらないじゃん!だから国家予算は年々増えてるのか?民需か貿易収支が下がってる分を賄うために?そしてその国家予算の4割弱が借金?
税収が足りないから借金して国が使えるお金を増やすことでGDPが下がらないようにしてるってこと?
次に気になるのは国家予算の公債金(借金)の割合の推移、また画像を見て欲しい。
この表の「公債金収入」の部分だけを見ると、年々割合が増えて行っているのがわかる。やっぱり借金を増やしてGDPが下がらないようにしてるんじゃないか!
だから、我々庶民には好景気感なんて味わえないわけです。
メディアが盛んに「景気の指標」として使っているGDPは「やらせ」だったのですから。
次に気になるのは「国債(借金)」は国が誰に借金しているのかってことになりますね。