GDPって何?その指標あってんの?って思ったから
メディアでは盛んに「日本のGDPは」「GDPマイナス」「GDPプラス」という言葉を使って日本の景気を表しますね。
でも、そもそもGDPって何?って勉強不足の私はネットで調べました。
そしたらすぐにわかりやすい解説が見つかりました。ありがたいですね、インターネットって。
この方のページ。
- 民需:消費と投資(消費=生活者が行った支出、投資=企業が行った支出)
- 政府支出:政府が使うお金
- 貿易収支:「輸出額-輸入額」
日本がどれだけ儲かってるかという数字?
GDPっていうのをメディアが盛んに景気の指標にするのは上記の理由から、日本がどれだけ儲かっているかがわかるからだったんですね。
民需の部分では国民が多く消費することによって国内の事業者は儲かります。儲かった企業は人を雇用したり設備投資を行ったりとお金を使います。給与もアップすればまた国民はお金を使います。これが理想的な正のサイクルになって行きます。だから好景気という指標になって良いと思います。
政府が使うお金の部分では、政府は税収が上がれば予算をたくさん使えるわけですから国民が儲かれば納税額も増えて国家予算も増やせるということになって来るのも納得です。
貿易収支に関しては単純に貿易だけによる利益がどれだけあるかですね。この部分は外貨(為替)が絡んだりと複雑なのでよくわかりませんから今回は触れません。
GDPがプラス成長していれば日本は好景気だという指標になり得るのも納得です。
おかしいな?やっぱりGDPって景気の指標にならない?
GDPの民需の部分が大幅に下がってしまったら、税収も下がるから国家予算も下がってGDPは下がるはずですよね?だけど下のグラフを見てもむしろ上がり続けてるんですよね。
みなさんの感覚としていかがですか?お給料がコンスタントに上がってます?家計の消費額も順調に増えてますか?
私にはそんな感覚は無いんですよね。私は現在42歳ですから、20歳からの事を考えると一度も好景気だと感じたことは無いんです。どこに行っても「もっと安くならないの?」と言われて仕事の値段を下げられたり。「儲かってるからいくらでも良いよ、君の言ったいい値で請求して」なんて言われた経験は少ないですし。
私ってもしかして日本国内でも相当な収入格差の底辺の人なの?と思っちゃいます。もちろん裕福ではありませんが、超貧乏とも思ったことはありません。
そんな私は20年くらい好景気感をあまり感じていないんです。
それならばなぜGDPは上がり続けてるの?という疑問が湧いてきました。
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